フランス人は10着しか服を持たない

WORKBOX LLP」の大橋さん。 大変立派な方で地位も実績もあり、年齢は還暦を過ぎておられるにもかかわらず お話しになる内容はいつも非常にピュア。 お会いするたび、面白いお話満載でついつい聞き入ってしまいます。 わかりやすい言葉と純粋な笑顔でいつも楽しい時間を過ごさせていただきます。 その大橋さんが「佐藤さん知っとるね?」とはじめた話。 「フランス人は10着しか服を持たない」という本について。 Unknown フランスといえば世界のファッションの中心。 そこに住む人たちはさぞたくさんの服を持って華麗に暮らしているんだろう、 と思いがちですが実はそうではないという話。 少ないけれども自分が本当に気に入った上質な服だけを着回して生活するパリ人。 組合せやアクセサリーを替えて着こなす様です。 服の数に頼らず、服の着方を知っている。 インテリジェンスを感じます。 「質にこだわった生活」 カッコイイというか実にクール。 決して世の奥様方、お姉様方を批判しているわけではありません。 洋服だけではないからです。 私なんて… 使いもしない釣り竿を何本も持っています。 滅多に乗りもしないバイクも2台あります。 カメラだって腕も無いのに3台。 これぞ物に執着してしまう物質主義。 「多くを手に入れるほど、人生は豊かになる」 そんな間違った思い込みもあるのかも知れません。 目新しさを新しいモノに求めようとします。 で、財布が許す限りどんどんモノを手に入れようとする。 でもいろんな研究の結果、「物では幸せになれない」という結論が出ているそうです。 早い話、買い物をしても幸せにはなれない。 欲しいと思ったものを次々に買いあさっても充足感はありません。 なら、どうすれば幸せになれるのか。 「人は体験によって幸せになれる」のだそうです。 旅行、コンサート、登山、夫婦の会話、仕事の達成、子育て。 確かにそういう体験から得られる感情や記憶は頭の中に残り続けて、 あとから何度も思い出しては幸せな気持ちになります。 モノは体験をするための道具にすぎない。 お気に入りの釣り竿1本と最小限の使い慣れた道具で 工夫しながら釣りに行く方がずっと幸せなのです。 その大橋さん。 最近、長いこと乗っている愛車のミッションが壊れて修理代50万だったそうです。 大橋さん曰く、 これまで奥さんを乗せてずいぶんいろんなところへそのSLで走ったし、 たまにはオープンで走ったりして楽しませてくれた。 200万、300万で新しいクルマを買ってもあのクルマほどのモノは無いから修理に50万かける価値はあるよね、と仰る。 壊れて高額の修理代が必要になっても、買い換えに走らずきちんと価値を考えて修理をする。 これこそ「豊かさ」なのだと思います。]]>

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