床暖房について調べました

我が家の「ぶく」は暖かいクッションの上がお気に入り。 寒くなってくるとここが定位置のひとつ。 photo5 会社では冬が近づいて最近床暖房の設置や問合せが増えてきました。 そこで床暖房について調べました。いままで以上に徹底的に。 お客様の要望は、 暖かくて、安全で、維持費が安くて、壊れにくくて、設置費用が安いこと。 ものすごい難題。 当たり前です。 要望はごく当然のこと。 誰でも「安くて暖かくて壊れない」ものが良いに決まってる。 床暖房は大きく分けて 1、温水式 2、電気ヒーター式 のふたつ。 これは床の下に設置する暖かくなるパネル部分の基本仕様です。 電気式にはパネル構造によって イ、蓄熱式 ロ、電熱線式 ハ、PTC式 ニ、CAT式 の4種類。 温水式には温水を作る熱源装置が必要になり、これも A、温水ボイラー(ガスボイラー) B、温水ボイラー(灯油ボイラー) C、ヒートポンプ熱源(電気) の3つ。 ここまでで既に頭ゴチャゴチャ。 単純計算でも7種類の組合せになります。 実際には小さな構造の差も含めて12種類以上。 メーカーからカタログを取り寄せ、電話で問い合わせます。 Photo 聞けばみんなが、「自分のところの方式が一番優れています」と。 もっともらしい理屈をつけて説明します。 たいがいが他社のシステムを批判しながら自社の優位点をアピール。 カタログでは維持費を表やグラフで比較していますが、どれもなぜか自社のシステムが最安。 こうなったら訳がわかりません。 インターネット上を探してみても公平な目で見た比較サイトは見当たらない。 値段の付け方も様々。 中には定価100万円を販売店卸価格20万円なんてとこも。 未だにこんな売り方をしている。 「定価の半額の50万円で売ったら30万円も儲かりまっせ!」的な。 性能を検討する以前に却下。 私にしてみれば詐欺商法。 性能、安全性を含め第三者的立場の方々に聞きまくり、自分の頭でよく考察。 一週間ぐらい床暖房のことで頭がいっぱい。 頭の中で二転三転(~_~;) 悩みに悩んで結論。 電気式PTCシステム床暖房。 Photo2 電気式床暖房の最大の難点「局部加熱」を構造的に起こさないシステム。 「座布団置いたら床が焦げちゃった」なんてことはありません。 PTC倍率(最大電気抵抗)1000倍以上なので安全。 発熱体は65度以上上がりません。 電気代の試算では、非オール電化の一日8時間使用、8畳2部屋とキッチンで ひと月¥7,500です。 熱源不要のシンプルなシステムなのでランニングコストは使用する電気代だけ。  液体がいつも床下にある「温水式」は耐久性が心配なのと、熱源の定期交換の為 7〜8年に一度かなりの費用がかかります。 メンテフリーとトータルコストで決めました。 お施主様に胸を張って結果連絡。 もうこれは自信満々です。 実は厳しい条件を並べたのは私本人。 お施主様は「難しくてわからないから一番良いと思われるのをつけて下さい」 でした。 優しいお施主様です。 感謝します。 P1020388 棟梁が丁寧に設置します。 しっかり調べて一番満足したのは私かも知れません。 ]]>

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